日誌

今日の一言

こんにちは。
男子排球部です。
指導者のキャリアを歩み始めて恩師から「これから先、いつも自分を少々無理な状態に置きなさい」、「息抜きはするな」という訓示を頂いた。何にも勝る言葉だった。人間は自然のままでは成長しない。だからといって、例えば眠る時間もないといった無理な状態でも長続きはしない。適度な睡眠も大切だ。「少々無理な状態」なら続く。その状態を「いつも」根気よく続けていくことで人は成長していく。何の世界でも目標を達成するためには持続と根気が不可欠。
才能は、時代ごとに変化するものだし、刹那的なものでもある。当初は才能があると見られていた人が実際はそうでなかったり、また別な才能が出ると霞むこともある。けれども根気はずっと続くもの、夏目漱石の言葉の通りそこには人は頭を下げるというのだ。だから先輩などを見て「すごい才能だ。自分はとてもかなわない」なんて落ち込むことは全く不要だ。やる気を持って、年月をかけてじっくりと挑んでいくならば、恐れるものは何ひとつないはずである。来週の選手権に向けて、1、2年生は3年生の後ろ姿から学ぼう。3年生を超えることが最大の恩返し。


人は才能の前には頭を下げないけれど
根気の前には頭を下げる

~夏目漱石~