日誌

進路フェスタ

  「高校に入学したから高校野球をする。それ以外は関係ない。」
  違います。高校に入学したならその高校の生徒です。生徒になれたのなら第一に、勉学に励む責任があります。それを度外視して「高校野球だけ一生懸命」は人を育てないと私は思います。勉強の責任を全うして初めて高校野球をする権利を得られるのです。
  我が校でも当たり前のことながら、試験もあれば課題も出ます。長期休業中も多くの課題を課されます。しかし、課題をするのは生徒として当たり前です。ましてや期日に間に合わないなんて言語道断。また、試験で赤点を取ってしまった。これも言語道断。「野球をがんばっているから」などと言い訳をしているようでは大会で勝つ権利は得られませんし、そのような生徒は最後は信用できません。ですので、生徒として勉強面での最低限の責任を果たせない選手に試合に出る資格はないと思っています。
  とはいうものの、やはり部活動に励んでいれば自ずと時間も限られてきます。特に長期的な視野で見なければいけない「進路」に関しては、自分から関心をもって調べる等しなければ先には進みません。そういった意味では、高校野球は12月~3月初旬までOFF期間です。その間に勉強の貯金と進路の明確化をしなければなりません。
  今回は縁があり、1月16日に専門学校の進路フェスタに参加させていただきました。野球部員も27名全員参加しました。内容としては、16の分野に分かれてその分野の話を聞いたり、実習をしたり、実際に働いている方の実体験を聞いたりするものでした。
  参加をしてみて選手は、様々なことを感じたようです。特に、実際に働いている方の話は想像している職業とはかけ離れた仕事内容のものもあったようで、大変ためになったという感想も多く出ていました。野球部としてあまり多くの時間を進路の時間には当てられませんが、このような時間はなるべくとりたいなと考えています。今回の進路フェスタが選手の進路選択のきっかけになったらいいなと思います。