日誌

2015年10月の記事一覧

気温一桁台

 朝も冷え込んできました。野球ではよく「グラコン(グランドコート)」という物を冬季には身につけます。グラコンとは、厚手のとても暖かいグランド専用コートです。藤岡中央高校野球部でも、部の黒いグラコンがあるので少しずつ着用する選手も増えてきました。私が現役の頃はビニール製のシャカシャカした物であまり着ませんでしたが、今のグラコンは作りもしっかりしていて羨ましい限りです。ちなみに私はサッカー用のベンチコートを着用しています。足の膝下まで隠れるのでとても暖かいんです。
 余談はここまでにして、日曜日の試合結果報告です。

25日前橋南高校
藤中 101020330 10 勝利
前南 010220021  8

25日明和県央高校
藤中 005000000  5 敗戦
明和 03162440× 20

 今シーズン初めて朝から北風が吹き荒れ、最低気温も一桁台の日でした。そんな中、「こういう天気を言い訳にしてたらいつまでも言い訳をする人間になってしまう」と試合前に話しました。
 1試合目は、初回に先制しましたが後が続かず1点止まり。ここでもう1点取ることは今後の課題です。また、前に攻められずにエラーも多くでてしまい徐々に失点して、5回終了時点では逆転されてしまいました。
 しかし、7、8回と中軸が奮起して逆転、ダメ押しをすることができました。8・9回の失点もエラー絡みで課題は多く残りましたが、この天気の中で勝ち越せたことは「悪条件の意識の克服」の大きな一歩になったと思います。また、「先制→勝ち越し→逆転→逆転→ダメ押し」と大きく試合が動く中でしつこく打って攻められたことは今後も続けて行くべき事項です。

 2試合目は、所要で私が不在の中でしたが明和県央さんとの試合になりました。スコアでしか確認できませんが、1年投手陣が3人で継投しました。四死球が多く、リズムが崩れてエラーも起こり、大量失点をしてしまいました。明和県央高校さんには大変申し訳ない試合になってしまいました。現状として投手陣の薄さは課題の1つです。まずは、試合を任せられる2番手投手が育つよう、投手間で切磋琢磨して技術を伸ばし合っていってほしいと思っています。
 

 最後になりますが、最近の練習は選手自身に考えさせています。その約束事は、
①チーム全員で考えること
②1つ1つの練習のチームの目的と個人の課題を1人ひとりが明確にしておくこと

 もし、上記のことができなければ、考えなくてもいい単純な作業練習を行うと言っています。
 なぜそのようなことをさせているかと言うと、キャプテンを中心に「甲子園出場を目標に選手は取り組んでいます。」と主要メンバーは言いますが、日々練習を見ていて様々な部分で【やらされている感】や【無考心】を感じていました。これはチーム全体に言えることです。これを打破するために何か新しいきっかけを仕掛けようと考え、日々の練習メニューを選手に考えさせるようにしました。自分たちで考えたメニューなので、責任をもって行わなければなりません。また、1年生なども「自分のこと」として練習を捉えなければなりません。
 私は指導者としてもまだまだ力足らずです。しかし、選手たちが日々、野球を通して人間的に成長していってほしいと考えています。そのきっかけ作りを常に模索することを心がけています。
 まだ始めて間もないのでどういう結果になるかわかりませんが、これをきっかけに少しでも考えて野球に取り組んでもらえればと思っています。

今後の予定
31日 中之条高校・前橋工業高校B (藤中)
 1日 前橋商業高校 (前商)
 3日 前橋東高校 (前東)
 7日 富岡実業高校・小千谷高校(富実)
 8日 武南高校 (藤中)
15日 桐生南高校 (藤中)

リベンジ

 秋も深まり、平野部でも木が色づいてきました。野球部でも選手たちの気が色づいてきたように感じます。
 では、土日の試合結果について報告いたします。

17日(土)
市立前橋高校 1試合目
藤中 101010001 4 勝利
市前 300000000 3

市立前橋高校 2試合目
市前 00004× 4
藤中 0001   1 敗戦

 1試合目は初回に失点しましたが、その後エースが継投し、無失点で抑えることができました。攻撃面では、各回に打つべき選手が打って得点を重ねました。最終回もその流れで得点し、勝利を収めることができました。最終回に勝ち越せたことが成長だと感じました。
 2試合目は4時開始ということで薄暗い中で始まったので5回途中で終了ということになっています。この試合では、先週からの新しいポジションに挑戦させ、一人ひとりにチャレンジさせました。

18日(日)
高崎工業高校 1試合目
藤中 201000304 10 勝利
高工 000011000  2

高崎工業高校 2試合目
高工 001502000 8
藤中 010100000 2 敗戦

 高崎工業さんは若駒杯(入学して4月後半から始まる1年生のみの新人戦)で4-8で敗れていました。また、昨年度の同時期に行われた練習試合でも敗れていました。ですので、今回は「リベンジ」を目標掲げて臨みました。
 試合は初回に先制して優位に試合を進めましたが、決定機に得点ができずに5・6回と2失点して嫌な流れになりました。しかし、7回の得点機にクリーンアップがヒットを放ち、試合を決定付けることができました。
 得点パターンが少ないのが課題ですが、全体的にはピンチで我慢できるようになってきたことや打つべき選手が打てていることが成果です。しかし、ここで満足せずに「また今日から」の気持ちをもって練習に取り組んでいきます。

残り1ヶ月

 今シーズン終了まで残り1ヶ月です。我が校の最終戦は11月15日(日)にホームで桐生南高校さんとの試合になっています。
 そんな中、今週の17日(土)は補習のため午後練習の予定でしたが、市立前橋さんから話を頂き、急遽午後から練習試合を行うことになりました。時間は2時を予定しております。
 また、18日(日)は高崎工業さんとこれもホームで練習試合を行います。開始予定時刻は10時です。もし、お時間がある方がいらっしゃいましたら、是非観覧にお越しください。

17日2時~  市立前橋高校 シングル (藤)
18日10時~ 高崎工業高校 ダブル  (藤)

  話は変わりますが、野球部ではできる限り「15分課題練習×2」を行っています。目的は「課題克服のための実験と振り返り」をするためです。高校野球は毎週土日は試合。平日は練習とシーズン中(3月~11月)は規則正しく進んでいきます。その流れに慣れてしまえば、練習も試合もただ「こなす作業」になりがちです。そこで取り組んでいるのが課題練習です。そのための下地作りとして、日常的に「目標・課題」と口うるさく言っています。また、まだチームも未完成なので試合でも様々なポジションを経験させています。
  初めは何をしていいかわからず、素振りとノックなどグランドの隅を使用した単調な練習を選んでいました。しかし、最近は課題練習にも慣れてきて、グランド全体(走る選手は校外など)を使用して取り組めるようになってきました。ちなみに15分というのは、大人が最大限集中して取り組める時間を目安としています。
  そして、最大の目的は「気づき」です。言われたことを続けていても1歩ずつしか進めません。しかし、試合で失敗したから〇〇をしてみようや成功してよりいいものにするために〇〇に取り組もうなど、自分で考えたことは、2歩3歩と大きく前進することがあります。
  選手の中には「甲子園出場」と言う選手もいます。私はなんら恥ずかしい言葉だとは思っていません。言わなければ、目指さなければ絶対に実現できない場所だからです。いつか「藤岡から甲子園へ」を実現できるその日まで藤岡中央高校硬式野球部は顔晴ります(頑張ります)。

中間テスト

 皆さんこんにちは。秋も深まり、紅葉も色づいてきましたね。藤岡中央では10月6日~8日まで中間テストでした。
 我が野球部では、「3兎を追え」と話しています。3兎とは「学校生活・勉強・部活動」です。高校生は今までで1番体力があり、将来を左右する時期でもあります。だからこそ、「部活動だけ頑張ればいい」とは言っていません。部活動「も」、学校生活「も」、勉強「も」しっかりやりなさいと指導しています。 
 なので、テスト1週間前は1時間練習した後に1時間勉強会を行っています。部活動を通して一人ひとりが夢を実現していってほしいと考えています。
 さて、テスト期間も終わり、8日から部活動が本格的に始まりました。3連休は5試合行ったので結果を報告したいと思います。

10日 対前橋西高校
藤中 100700200 10
前西 000101000  2

11日 対高崎東高校
1試合目
藤中 200001050 8
高東 200010213 9

2試合目
高東 000200000 2
藤中 14031000× 9

12日 対尾瀬高校
1試合目
藤中 153322480 28
尾瀬 100000001  2

2試合目
尾瀬 000000020 2
藤中 020000000 2

 高崎東高校さんとの試合では、終盤逆転できた画を残せたことが成果だと思います。また、尾瀬高校さんとの試合では、集中力を切らさずに毎回得点できたことが成長だと感じました。さらに、2試合目はメンバーが変わりますが、最近の試合では我慢をして接戦に持ち込めるようになってきました。日々の生活から「苦しいことや辛いことを率先して行いなさい」と伝えています。試合の中でも、その取り組みが形として表れ、少しずつ緊張する場面や苦しい場面で我慢できる
ようになってきています。 
 冬のシーズンまであと16試合です。その期間でどこまで成長できるか愉しみです。