日誌

野球部

体力

  どんなスポーツにおいても、その技術の基準を満たすためには体力が必要です。一般的には基礎体力と言われている部分です。我が野球部ではその基準の一つとして毎朝、体重を測定しています。夏の新チームから導入していますが、全体平均は1ヶ月に約1キログラムずつ増えています。目標としては身長ー100が体重になるよう促しています。冬季メニューに入り、基礎トレーニングが増える中、まずは体重が増加しなければ筋肉は太くならないと常々話しています。
  また、1月中旬に基礎体力テストを行い、ある基準を設定してAチーム・Bチームと分けています。Aチームは基準を満たしているメンバーであり、筋力トレーニングと平行して技術トレーニングを多く含む練習メニューを行います。また、春先からの試合でもA戦に出場できる権利を有します。逆にBチームは基準を満たしていないので、筋力トレーニングに集中して取り組み、徹底的に体を鍛える練習メニューを行います
  では、その「ある基準」というのはなんなのか。それは、ロングTとスイングスピードで判断することにしています。その基本となる考えは、この距離が飛べば、このくらい早くバットを振れれば「ホームランが打てる可能性がある」という化学的根拠を基にしています。春先になれば投手も実力を上げてきます。当てるだけでは打撃は勝負になりません。打ち損じてもヒットになるスイングができる打者という観点でAチームとBチームに分けています。そして、もちろんその一定の基準を超えればAチームに入ることができます。
  厳しいようですが、もちろん「能力がないから」という差別の感情からではありません。逆に、「奮起してほしいから」「悔しさをバネに」という思いをもってもらい、奮起してほしいと思っています。