日誌

野球部

冬季シーズンのON/OFF

 群馬の冬は「からっ風」という北風がすごいです。赤城山から吹き付ける風は体感温度としては気温ー5℃くらいにさせるでしょうか。上毛カルタなどにも入っている一種の名物です。
 なので、群馬県の学校の多くが北側に校舎があり、南側にグランドが設計されます。北側の職員玄関は雪国のように2重扉になっています。(だからと言って各校グランドは無風なわけではありませんが・・・。)しかし、我が校は新幹線が北側を通るので騒音の関係があるのと、南側に総合病院があるので砂などが飛散しないように北側グランドになっています。ですので、北風を直接体感できます。これがなかなかつらいです。10名程度でなんとか押して運ぶバッティングゲージが朝登校したらグランドを横断していたこともありました。(危険なので最近は単管を打って移動しないように固定しています。)
 しかし、そんな中でも「野球は土の上でするもの」ということを考えれば泣き言を言ってはいられません。雪が積もる地域の野球部さんと比べれば、土の上でやれるだけで有り難いことです。ようは何事も受け取り方次第で気持ちがONにもなるし、OFFにもなります。そういうところをコントロールしてすべきときには言い訳をせずにいつでもONにできる人間性も備えていってほしいなと選手には話します。
 また、今年は風が吹く日と吹かない日の差が激しいようにも感じます。風が強くなければすべきことを徹底してやり、強い日には短期集中で練習を行おうと話しています。これは「臨機応変」さが鍛えられると考えます。普段は昼の時点で練習メニューが決まりますが、放課後になり急遽予定変更ということもあります。そんなときは、気持ちを切り替えて「今すべきことを全力で取り組みなさい」と話します。私も高校生くらいの時はそうでしたが、急な予定変更があると流れを読んで次に備えることがなかなか苦手でした。先読みをできないということです。しかし、野球は試合の中で間が多く、流れがころころと変わるスポーツです。だからこそ、「あ、風がやんできたから予定変更があるかな。そうしたらこんなことやるかな」と考えてほしい。それが試合中の相手の変化にも気づく要因に繋がったらいいなと思っています。 
 なにはともあれ、大寒付近の今の寒さに耐えながら三寒四温で暖かくなっていくシーズンに向けて毎日すべきことを行っていきます。インフルエンザなども増えてきているのでくれぐれも体調管理は徹底して励んでいきます。