日誌

野球部

試合展開

秋はなぜ勝つことができたのか。
春の目標を達成するために試合で何をしなければならないのか。
そのための練習はなにがあるのか。

その繰り返しで冬を過ごしていましたが、練習試合が始まり、「練習試合で何ができるようになったか」を選手は確認することができるようになりました。また、監督としては、「誰が何をできるのか」「誰をどのように起用すればチームは強くなるのか」の2点を探れるようになりました。模索中ではありますが、可能性を潰さぬよう、こうだろうという固定観念は捨てて選手達を見ていきたいと思っています。

練習試合結果
高崎商業高校 0-2 敗戦
岩村田高校  11ー7 勝利
十日町高校   5-4 勝利
十日町高校   8-2 勝利

ラストシーズン開幕

 高校野球は3月8日より練習試合の解禁でした。しかし、8日は平日で授業日なので試合はできません。ですので、我が校は3月10日の土曜日から練習試合を開始しました。
 初戦は群馬県内の市立前橋高校さんでした。例年通りといえばそこまでですが、やはり期待していた通りにはいきません。
 特にバッティングに関してはなかなか実践勘が戻ってこないのは言うまでもない。冬つけた力をどうアウトプットするか。ここが今週の課題です。対ボールではなく、打席のすべてを踏まえて対投手となるよう、今週は精進していきます。

練習試合結果
6-2 勝利 市立前橋
8-6 勝利 市立前橋
0-3 敗戦 勢多農林
6-8 敗戦 勢多農林

春→解禁

 気温が15℃以上の日も出てきて、やっとすごしやすい環境になってきました。
 この時期はとてもあわただしい季節です。まずは、3年間がんばってきた3年生が卒業式を迎えました。下級生にレギュラーを譲ることも多かった学年ですが、みんなで協力してここまでよくがんばってきた選手たちでした。卒業式後はいい顔で「今までありがとうございました」とわざわざ会いに来てくれました。社会で活躍するいい大人になってほしいです。特に今年度も野球部として(株)ガトーフェスタハラダさんにお世話になった2人は企業を盛り上げるためにも、企業での野球を仕事と両立させながら一生懸命がんばってほしいと思っています。3年生全員今後の活躍を期待しています。3年間お疲れ様。


前キャプテンから一言


全体集合写真

 また、去るものあればなんちゃらで、今度は新入生が入ってきます。今年度も前期で合格した生徒を集めて、先週末に簡単な方針説明とユニフォームの採寸を行いました。みな、いい目で話を聞いてくれていたので、3月25日が楽しみです。(高野連での規定があり、新入生は3月25日から練習が解禁になります。)
 さらに今週末からは、いよいよ練習試合が解禁します。初戦は3月10日市立前橋高校さんとです。チームは今週から感謝習慣として、自分たちでできていないプレーやできたプレーを指摘しあい、指摘されたら「ありがとうございます」と返すことを行っています。自分たちでいい雰囲気を創る練習を積み重ねて待ちに待ったシーズンを迎えます。

春の息吹

 本当に寒い冬でしたが、暖かく感じられる日も増えてきました。今やっていることがどこまで力として発揮できるか。答えは3月の練習試合から見えてくると思います。愉しみで待ち遠しいですが、今は今すべきことを着実に行っていきます。
 以下は3月からの練習試合日程です。
3月10日(土) 市立前橋ー藤岡中央ー10時
3月11日(日) 勢多農林ー勢多農林ー10時
3月17日(土) 高崎商業、岩村田ー高崎商業ー9時
3月18日(日) 十日町ー藤岡中央ー10時
3月21日(水) 西毛リーグ 高崎工業ー富岡球場ー2試合目
3月23日(金) 終業式、春季休業開始
3月25日(日) 寺井ー藤岡中央ー13時半
3月26日(月) 西毛リーグ 高崎ー城南球場ー3試合目
3月27日(火) 西毛リーグ 高崎商大ー西毛球場ー2試合目
3月28日(水) 西毛リーグ 明和県央ー城南球場ー3試合目
3月29日(木) 決勝トーナメント ※リーグ戦次第
3月31日(土) 生田東、瀬間ー藤岡中央ー9時
4月2日(月)  高崎北ー藤岡中央ー10時
4月3日(火)  青藍泰斗、久喜北陽-青藍泰斗ー11時半
4月7日(土)  太田ー藤岡中央ー10時
4月8日(日)  前橋商業ー前橋商業ー10時
4月9日(月)  始業式、春季休業終了
4月14日(土) 春季大会開幕 ※3月16日の抽選会で対戦相手と日時、場所が決定
※対戦相手ー場所ー予定開始時間
 上記はあくまでも予定ですので、当日変更もあります。足を運んでいただき違った場合は、誠に申し訳ありません。冬を越えて選手やチームがどのように成長したか。足を運んで観戦していただけたらうれしいです。

 21世紀枠発表から1ヶ月経ちました。この期間は今一度基礎を見直してスイングノルマ1000、捕球数の増加などを目標に冬しかできないことを中心的に行ってきました。振り返ってみるとあっという間にここまできました。
 また、高校入試などもあり変則的な日程にもなりました。中学3年生の野球部志望者も多く受験してくれて、春以降の野球部がより活気ある活動になってくれるといいなと期待しています。
 基礎練習は私もやっていましたが、正直つらく、苦しくおもしろくはないものです。やればやっただけ表面に出てくるかというとなかなか目に見えてこない。しかし、目に見えないところを伸ばしておくと、ふとしたところから爆発的に目に見える部分が伸びてきます。木で例えれば、根を伸ばし、土台を強くしておくと幹が太くなり、枝が生え渡り、彩り豊かな葉や実を帯びるようになるということです。 
 そのような時期だからこそ、もっと集中して、厳しさを保って、上手くなりたいという気持ちを人一倍もって毎日頑張り抜く必要があります。みなで頑張り抜いて、藤岡中央色の彩り豊かな木を育てて生きます。

 また、現在は学年末考査期間です。勉学は学生の本分なので今までも考査1週間前から学校で勉強を行ってきましたが、今回は主将がおもしろい提案をもってきたので採用しました。その提案とは、ある順位を境に勉強する時間を変えるというものです。成績上位者は、勉強時間を自由に使っていい。練習するも勉強するも任せる。中位者は、1時間強制勉強でそれ以外は自由でよい。下位者は時間内強制勉強という流れです。
 野球やっているから勉強はいい→言語道断。
 どうせやってもできないし→チャレンジ精神なし。
 上記のような気持ちで力を抜いている選手を変えたい。そのための主将からの提案でした。これは春や夏の大会前の考査でも適応されます。ですので、特に下位者は危機感をもって勉学に励んでいる・・・はず。同じ楔を踏まないように100%で勉学にも励む選手が最後の夏結果を出すと信じています。

21世紀枠落選→感謝

 このたびは、21世紀枠の推薦を受けて1月26日に吉報を待ちましたが、選ばれずに終わってしまいました。非常に残念で悔しい気持ちもありますが、結果は結果。後を振り返っても戻ることはできません。時間は平等に過ぎているので今できることを一生懸命頑張るしかないと選手共々思っています。
 しかしながら、今回関東推薦まで選んでいただき多くのことを学ぶことができました。
 学校関係諸機関の方々にはたくさん気を配っていただき、改めて多くの方々に支えられている野球部なんだと気づくことができました。
 また、通りすがりの方や藤岡市内でも「藤岡中央頑張ってね。甲子園行ってね」と励ましのお声掛けをたくさんいただきました。大変有り難く、勇気が出ました。
 さらに、報道機関の方々も足繁く通っていただき、注目されることで選手たちも気を引き締めていくことができました。
 大会期間中ではありませんが、明確な「甲子園」という目標の中で大会期間中のような緊張感を保って練習できたことはチームや選手にとって必ずプラスになります。これは門馬投手が新聞社にもコメントしていました。
 選抜への道は断たれましたが、関東地区推薦校という肩書きは変わりません。勲章にするのではなく、推薦していただいたことを胸に責任を果たせる野球部でいなければならないと思っています。

 藤岡から甲子園へ。主将下田選手がよく口にしていましたが、これを顧問発信で合い言葉にしていたわけではありません。自然と生まれた言葉でした。これは、選手達が地元を盛り上げたいという気持ちが言葉になって出てきたのかなと思っています。今回出場はかないませんでしたが、選手達は様々なことを目にし、耳にしながら多くのことを考えることで、例年とは違った成長を見せてくれました。そういった期間を与えてくれた県高野連や関東地区の方々には感謝しかありません。

 推薦してよかった。もっと言えば、選べばよかったと思われるようなチームになっていきます。そして、目標である「春季大会県優勝、夏季大会甲子園一勝」を実現します!

高杉晋作

なるべくなら面白いことをやりたい。つまらないことはやりたくない。そりゃ生きていればそう考えます。でも、「おもしろい」「つまらない」は誰が決めるのか。そこには自分の価値観が働きます。
 もしも身の回りで起こるすべてのことを「おもしろい」で捉えられたら、、、

「おもしろきこともなき世をおもしろく
住みなすものは心なりけり」
 
 

 
 上記は幕末の志士、高杉晋作の有名な辞世の言葉です。
 心の在り方次第でこの世を面白く生きることができると言い換えられるでしょうか。
 面白くない事も心次第で面白いことに変えられるならそういう心を私も選手たちも育てていきたいです。
 辛いことも、苦しいことも、初めてのことも、慣れてしまったことも。すべてを心一つで面白くできる集団。いいチームになりますね。(勉強は最後の砦でしょうか・・・)

冬季シーズンのON/OFF

 群馬の冬は「からっ風」という北風がすごいです。赤城山から吹き付ける風は体感温度としては気温ー5℃くらいにさせるでしょうか。上毛カルタなどにも入っている一種の名物です。
 なので、群馬県の学校の多くが北側に校舎があり、南側にグランドが設計されます。北側の職員玄関は雪国のように2重扉になっています。(だからと言って各校グランドは無風なわけではありませんが・・・。)しかし、我が校は新幹線が北側を通るので騒音の関係があるのと、南側に総合病院があるので砂などが飛散しないように北側グランドになっています。ですので、北風を直接体感できます。これがなかなかつらいです。10名程度でなんとか押して運ぶバッティングゲージが朝登校したらグランドを横断していたこともありました。(危険なので最近は単管を打って移動しないように固定しています。)
 しかし、そんな中でも「野球は土の上でするもの」ということを考えれば泣き言を言ってはいられません。雪が積もる地域の野球部さんと比べれば、土の上でやれるだけで有り難いことです。ようは何事も受け取り方次第で気持ちがONにもなるし、OFFにもなります。そういうところをコントロールしてすべきときには言い訳をせずにいつでもONにできる人間性も備えていってほしいなと選手には話します。
 また、今年は風が吹く日と吹かない日の差が激しいようにも感じます。風が強くなければすべきことを徹底してやり、強い日には短期集中で練習を行おうと話しています。これは「臨機応変」さが鍛えられると考えます。普段は昼の時点で練習メニューが決まりますが、放課後になり急遽予定変更ということもあります。そんなときは、気持ちを切り替えて「今すべきことを全力で取り組みなさい」と話します。私も高校生くらいの時はそうでしたが、急な予定変更があると流れを読んで次に備えることがなかなか苦手でした。先読みをできないということです。しかし、野球は試合の中で間が多く、流れがころころと変わるスポーツです。だからこそ、「あ、風がやんできたから予定変更があるかな。そうしたらこんなことやるかな」と考えてほしい。それが試合中の相手の変化にも気づく要因に繋がったらいいなと思っています。 
 なにはともあれ、大寒付近の今の寒さに耐えながら三寒四温で暖かくなっていくシーズンに向けて毎日すべきことを行っていきます。インフルエンザなども増えてきているのでくれぐれも体調管理は徹底して励んでいきます。

21世紀枠関東推薦校

 
  このたび、21世紀枠関東推薦校に選んでいただきました。関東1都7代表から選んでいただき大変光栄です。
 ここからは、1都7県の代表としてふさわしい生活、勉強、部活動への取り組みを意識し、8倍の責任と感謝の気持ちを忘れずに活動していきます。


 話は変わりますが、以前より計画していた冬季期間中限定郵便局アルバイトを年末から年始にかけて野球部は行います。これはユニフォームを新調したことで親御さんたちにも負担をかけたので、給料は部費に補てんすることを目的としています。その活動の中で選手には様々なことを経験してもらいたいなと思っています。
 1つ目は、お金を稼ぐことの大変さです。普段普通に生活していたらベースは自分になります。自分がやりたいことをやり、やりたくないことはやらなくてもいい。しかし、仕事となるとそうはいきません。やらなければいけないことを行い、会社のためになるからお給料をもらえる。どんなに大変だと思うことも当たり前のようにやらなければなりません。1円を稼ぐことの大変さを痛感しながら、親御さんへの感謝を感じてほしいと思っています。
 2つ目は、親御さんへの感謝です。100円稼ぐことの大変さは経験してみないとわかりません。私もアルバイトの経験がありますが、10分が長いこと長いこと。10分働いてジュース一本分です。たかが100円。されど100円。ジュース一本に感謝できたら素晴らしい大人になれるのではないかと感じています。
 3つ目は、社会貢献です。地域貢献といいますが、実質的には何もしていません。学校周辺の清掃なども行ってはいますが、たかが知れています。働くことで近隣の方々への恩返しが少しでもできたら。そういう気持ちが芽生えたらと思っています。
 長くなりましたが、何事も経験に勝るものはなし。成長して帰ってきてくれることを期待しています。

21世紀枠群馬県推薦「表彰」

 団体競技は表彰にはほぼ無縁です。特に硬式野球は小さな大会もないので表彰されることはほぼないに等しいです。表彰されたいということではないですが・・・。
 ただ、先日は珍しく表彰していただけました。群馬県高校野球連盟の会長、理事長、新聞社局長に来校していただき、表彰状をいただきました。これは大変名誉なことになります。選手はより一層帯を締めて今後につなげていく必要があります。なぜなら表彰された責任があるからです。
 今回21世紀枠に選んでいただき、色々なことを経験する中で知らなかったことを知ることができました。これは選手に伝えていることですが、推薦するに当たり、理事長が関東の理事会で群馬県の推薦理由を伝えていただいたり、その資料を理事の方々が作成してくれたり。大会の結果なども理事の方々がまとめてくれました。表彰にあたり時間をつくっていただいた会長さん方。上記以外にも知らないところで関わってくれている方もたくさんいると思います。
 様々な方々が関連してくれて表彰まで進んだことを理解することが大切だと思いました。木で表現すれば表彰されたことは枝葉に過ぎません。大切なことは幹を見ようとすること。多くの方々の想いや仕事の上に表彰があることを理解すれば選手にとって価値のある表彰になるのではないか。
 そして、理解するとともに「感謝」すること。ありがとうは漢字で書くと有難うです。有ることが難しいことです。この気持ちさえ忘れなければ本質を見失うこともありません。
 表彰されたことに並び、推薦していただいたこと。それに関連して多くの方々が関わってくれたこと。
 それらを理解し、感謝することで責任感が芽生えて今以上チーム全体でがんばっていこうと思います。

群馬県高校野球連盟会長より表彰状授与



集合写真

藤岡中央野球部監督