日誌

野球部

21世紀枠関東推薦校

 
  このたび、21世紀枠関東推薦校に選んでいただきました。関東1都7代表から選んでいただき大変光栄です。
 ここからは、1都7県の代表としてふさわしい生活、勉強、部活動への取り組みを意識し、8倍の責任と感謝の気持ちを忘れずに活動していきます。


 話は変わりますが、以前より計画していた冬季期間中限定郵便局アルバイトを年末から年始にかけて野球部は行います。これはユニフォームを新調したことで親御さんたちにも負担をかけたので、給料は部費に補てんすることを目的としています。その活動の中で選手には様々なことを経験してもらいたいなと思っています。
 1つ目は、お金を稼ぐことの大変さです。普段普通に生活していたらベースは自分になります。自分がやりたいことをやり、やりたくないことはやらなくてもいい。しかし、仕事となるとそうはいきません。やらなければいけないことを行い、会社のためになるからお給料をもらえる。どんなに大変だと思うことも当たり前のようにやらなければなりません。1円を稼ぐことの大変さを痛感しながら、親御さんへの感謝を感じてほしいと思っています。
 2つ目は、親御さんへの感謝です。100円稼ぐことの大変さは経験してみないとわかりません。私もアルバイトの経験がありますが、10分が長いこと長いこと。10分働いてジュース一本分です。たかが100円。されど100円。ジュース一本に感謝できたら素晴らしい大人になれるのではないかと感じています。
 3つ目は、社会貢献です。地域貢献といいますが、実質的には何もしていません。学校周辺の清掃なども行ってはいますが、たかが知れています。働くことで近隣の方々への恩返しが少しでもできたら。そういう気持ちが芽生えたらと思っています。
 長くなりましたが、何事も経験に勝るものはなし。成長して帰ってきてくれることを期待しています。

21世紀枠群馬県推薦「表彰」

 団体競技は表彰にはほぼ無縁です。特に硬式野球は小さな大会もないので表彰されることはほぼないに等しいです。表彰されたいということではないですが・・・。
 ただ、先日は珍しく表彰していただけました。群馬県高校野球連盟の会長、理事長、新聞社局長に来校していただき、表彰状をいただきました。これは大変名誉なことになります。選手はより一層帯を締めて今後につなげていく必要があります。なぜなら表彰された責任があるからです。
 今回21世紀枠に選んでいただき、色々なことを経験する中で知らなかったことを知ることができました。これは選手に伝えていることですが、推薦するに当たり、理事長が関東の理事会で群馬県の推薦理由を伝えていただいたり、その資料を理事の方々が作成してくれたり。大会の結果なども理事の方々がまとめてくれました。表彰にあたり時間をつくっていただいた会長さん方。上記以外にも知らないところで関わってくれている方もたくさんいると思います。
 様々な方々が関連してくれて表彰まで進んだことを理解することが大切だと思いました。木で表現すれば表彰されたことは枝葉に過ぎません。大切なことは幹を見ようとすること。多くの方々の想いや仕事の上に表彰があることを理解すれば選手にとって価値のある表彰になるのではないか。
 そして、理解するとともに「感謝」すること。ありがとうは漢字で書くと有難うです。有ることが難しいことです。この気持ちさえ忘れなければ本質を見失うこともありません。
 表彰されたことに並び、推薦していただいたこと。それに関連して多くの方々が関わってくれたこと。
 それらを理解し、感謝することで責任感が芽生えて今以上チーム全体でがんばっていこうと思います。

群馬県高校野球連盟会長より表彰状授与



集合写真

藤岡中央野球部監督

 

最終戦

 雨が降り気温が下がる。これを繰り返して冬を迎えます。今季最低気温や爆弾低気圧、初雪観測などなど夏季スポーツにとっては悪夢のような日々が始まろうとしています。さらに、群馬は北風がすごい。お住まいの方は共感できると思います。
 こんなときに「室内練習場があれば・・・。」
 たしかにそう思わないではいられない日もあります。しかし、野球はお天道様の日差しの下、土の上でやるもの。大会のときに風が強くても外でやります。いい訳にはできません。それを考えたらどんな時も外でやるのが強い心を育てるのではないかと思います。(ないものねだりはできないので・・・)負けるな高校生!!
 ということで最終戦を終えましたので結果を報告します。

11月18日(土)伊勢崎興陽
1試合目13-3 勝利
2試合目6-0  勝利

 いつしか雨が降っては暖かくなっていく。まさしく三寒四温の日々がまたきます。チームも一歩ずつ成長していき、3月のシーズンを迎えられるようにまたここから!がんばります。

推薦

推・・・用いてもらうように人を後おしする
薦・・・人を取り上げ用いるように進言する

 今回はありがたいことがあったので報告です。群馬県高野連より、正式に群馬県21世紀枠推薦校に選んでいただきました。なによりうれしいのは高野連に推薦してもらえたことです。よく選手には、「評価は人がするんだ」と話します。だからこそ、選んでもらえるような取り組みをしていると目が肥えている高校野球関係者の方々に評価していただいたことが大変うれしかったです。
 しかし、まだまだ甘い部分も多々あります。指導者、選手ともに成長し、推薦してよかった、さすが推薦校だなと評価してもらえるようなチームを目指しまたここからがんばっていきます。
 また、上毛新聞で取り上げていただき、地域の方々にも「がんばれよ」「応援しているよ」などの応援の言葉をもらうことがあります。本当に選手には励みになります。地元藤岡ののためにも今後も顔晴り(がんばり)ます。


部員の集合写真(大会議室)



校長室にてインタビュー

通過点

 秋季大会中、選手から通過点という言葉が出ました。大会の目標は関東大会出場。そのための今日は通過点。だから、力みすぎず、緊張しすぎずに今日の経験を力に変えて積み重ねていこう。そういった意味のように感じました。
 目標に向かっていく大切な一日を一歩一歩通過することに意味はありますが、なんとなく何も考えずに通過することもできます。今、選手達は秋季大会の時と同じ気持ちで大切な一日を通過しているのかどうか。もう一度考えさせたいと思います。

10月
21日 中之条高校(藤)台風のため中止
22日 渋川、東京農大一(藤)台風のため中止
28日 進研模試
29日 武南高校(藤)台風のため中止

11月の予定
4日  高崎高校(藤)
1試合目9-7勝利
2試合目2-4敗戦

5日  桐生第一、高崎商大(桐)
1試合目(桐生第一)0-1敗戦
2試合目(高崎商大)1-11敗戦

11日 市立前橋(藤)
1試合目6-7敗戦

12日 利根実業(藤)
1試合目9-3勝利
2試合目7-6勝利

 18日伊勢崎興陽との最終戦となります。2勝して今期を終えられるよう頑張ります。

なぜ勉強するの=なぜ野球するの

 日々生きている中で新しいことを覚えるためにコンピューターのようなダウンロードができたら。。。なんて思うことはありませんか。さぞかし知識の引き出しが多くなり楽だろうなと思うことがあります。考査では100点が連続しますね。東大にも入れます。しかし、人間はすべてを覚えておくこともファイルのように留めておくこともできません。 
 逆に「経験」することで道理や筋、自分なりの方法を覚えて、知恵を増やすことが人間の素晴らしさだと思うところもあります。そこにはもちろん思考力が伴います。
 この知識と知恵は矢印で結ばれると考えます。知識→知恵といった形です。高校生までの勉強は上記の知識を養います。数学や理科科目は物事の道理を覚えます。社会科目は先人たちから過去~現在の生き方や筋道を学べます。英語や国語は口から出る言葉を覚えます。その他実技系科目はさまざまな経験を促します。それらは、教えてもらうことなので自分のものではありません。よってそれだけを覚えても机上の空論だと思います。しかし、教えてもらったことは自分の基盤として働かせることができます。考えながら覚えたり、解いたりすることで思考力を常に刺激した生徒は自分の考え方を持って様々な経験をしていきます。そこで得た自分なりの解決方法などは知恵となり、自分を助けてくれます。もちろん間違ったりすることもありますが、やらないよりやったほうがいい!
 よって、勉強は考えながら教えてもらわなければならないということです。そして、その知識はグランドで大いに使用してほしいと思います。経験したことを自分の知恵に更には仲間の知識にしていってほしい。 だから、4つの柱の1つに「自分で考えて行動する」が入っています。
 回りくどくなりましたが、勉強が嫌だからやらないという選手はだめです。知識が少ないのに大きな知恵は生まれません。100点を取れとは言いませんが、50分の授業を自分ができる最大限考えて受ける選手がグランドで考えて動けるようになります。よって、勉強=野球の方程式が成り立ちます。勉強も部活動も100%です。夜無駄に携帯などを触っていて寝不足だなんて言語道断。
 ここまで理解して行動できる選手は勝手に伸びていきます。そして、グランドでチームを救ってくれます。そういった選手であふれるチームになるためにまた一歩ずつ藤岡中央高校硬式野球部は歩んでいきます。 

 ちなみに今週の強化目標は選手間での問いかけに対して一度で返事すること全力疾走です。グランドに応援にきていただいた
際は出来ているかのぞいてみて下さい。

習い練ったことを試し合う

 タイトルは「練習試合」です。秋季大会が終わり、中間テストもありましたが、また1週間ですぐ練習試合です。しかし、実践で練習(習い練ったこと)を試合(試し合える)できるのでチームの課題や自分の課題を見つけるのに最適な時間です。もちろん、練習で課題をもって時間を費やしていればですが、、、。チームにおける各々の役割に照らし合わせて、自分の課題をスモールステップで考えられるよう、指導しています。
では、以下は練習試合の結果です。

丸子修学館4-3勝利
丸子修学館1-9敗戦
ふじみ野6-4勝利
吉井12-5勝利
高崎東7-9敗戦
桐生工業5-1勝利

 現状で点数を取るべきときに取れる絵は残っている確立はありますが、どうしても守りきれない。1点にこだわるという意味では目的は進んでいますが、特に2番手で投げる投手がまだ表れていないのが現状です。
 以前、ある監督さんに「とうしゅ」とは3段階あると教わりました。
 第1段階は、投手です。投げ手という意味で、試合で投げられれば投手という意味です。
 第2段階は、闘手です。マウンド上で闘志がある投手のことをそう呼びます。
 第3段階は、頭手です。1・2を持ち合わせて、それに加えて頭を使える投手です。
 まだまだ2番手以降は投手止まりだと思います。もちろんこの課題はチーム全体の課題になりつつあり、選手も自覚しています。人数も多くはないので1人2役という選手も多いですが、やりたいやりたくないではなく、チームのために役割を全力で行うことができる集団となっていくことを目標にまた顔晴っていこうと考えています。

区切り、部活動体験

 10月5日に中間考査が終了し、その日より部活動が再開されました。野球部がまず行ったことはミーティングです。結局すべてのミーティングが終わるまで2日かかり、時間としては7時間以上かかりました。
 なぜこのようなことをするかというと、選手一人ひとりがチームや自分のことを考えて計画的に、そして主体的に行うために必要だと考えました。一部の選手と指導者が練習内容を理解し、主導するのではなく、グランドに立つ選手全員が主導で練習を行うシステムを創りたいと考えました。
 具体的なミーティングの内容としては選手が5グループに分かれて、
①春の大会、夏の大会の目標
②目標達成のためのチームの課題と重要な山場
③「②」を達成するための手だて
 を話し合いました。
 下の画像はその様子です。

 
 その話し合いの結果、チームは以下のとおり進んでいこうという話になりました。
①春季大会:県優勝
 夏季大会:甲子園1勝
②心、体:4つの柱の徹底
 技:1点へのこだわり
 となりました。
 そして、付け加えて選手には習ったことを練る「練習」の時間と、互いに習い合う「習合」の時間を大切にしていこうと話しました。まだまだチームとしてうまく機能しているとは言い切れませんが、長い冬を越えるために、少しずつチーム全体が成長していきたいと思っています。ちなみに今は主将などの5役が話し合い、「全力疾走、返事、声」に重点を置いて練習に取り組んでいます。

 また、10月7日にオープンキャンパス&部活動体験が行われました。26名の中学生とたくさんの親御さんの参加があり、活発に活動できました。多くの中学生の参加ありがとうございました。少しでも藤岡中央の現状や取り組みなどがご理解いただけるとうれしいです。

これからの予定

 ただいま秋季大会も終わり、中間考査も終了したのでまた新たなスタートをチームはきろうとしています。絶賛ミーティング中ですが、新しいチームの目標から大会の反省、改善点、達成点を話し合い、これからを決めていこうと思っています。
 新たなスタートですが、これからも11月末までは練習試合など様々な練り合い、試し合いが待っています。いつもここからの気持ちを忘れずに日々顔晴ります!!

10月の予定
7日  オープンスクール(多数中学生体験入部予定)
8日  丸子修学館(丸)
9日  ふじみ野高校、吉井高校(藤)
10日 オープンスクール代休 練習日
14日 午前課外 午後より高崎東高校(高)
15日 桐生工業、保土ヶ谷高校(藤)
18日 体育祭(けがのないように)
21日 中之条高校(藤)
22日 渋川、東京農大一(藤)
28日 進研模試
29日 武南高校(藤)

11月の予定
3日  前橋東高校(前)
4日  高崎高校(藤)
5日  桐生第一、高崎商大(桐)
10日 マラソン大会
11日 午前課外 午後より市立前橋(藤)
12日 利根実業(藤)
18日 伊勢崎興陽(藤)
23日 技術強化講習会(高崎城南球場)※3名参加予定

(藤)はホームで練習試合予定です。
11月18日以降は期末考査などもありここで今季は終了となります。3月以降の練習試合はまた後日掲載します。まだ2ヶ月練習試合ができるので応援宜しくお願いいたします。
監督古平

たくさんの応援有難うございました。

 ご無沙汰しております。
 怒涛の日々で更新が遅くなってしまいました。秋季大会ではたくさんの応援を本当に有難うございました。想像していた以上の応援をいただき誠に感謝しています。選手もありがたいことだと感じています。この場を借りてお礼申し上げます。
 さて、沼田高校に勝利し、次戦の前橋育英戦(9月23日)は投手戦となりました。今夏代表の前橋育英と言うこともあり、胸を借りるつもりで追いかけ追いかけの展開になりました。投手も良く投げ、バックはしっかりと守ることができ、ベンチワークも俊敏に対応し、現在の藤岡中央としては最高の試合をすることができました。そして、最後は常に何事もひたむきに頑張れる選手が打ってくれました。正直者がいい想いをするべきだと、野球の神様が見てくれていたんだなと感じました。
 
 そして、いよいよ9月30日は準決勝。この秋目標としていた「関東大会出場」まであと一つ。相手は東毛代表の関東学園付属高校でした。この試合も投手戦となりました。3回にほしかった先制点をスクイズでとり、8回に待望の追加点でした。ましてや、この大会打てていなかった上位打線が奮起し、3連打で3点。展開としてはこれ以上ないかと思いました、、、が、、、
 そこに落とし穴があったと思います。ここまで毎試合「いいときは石橋を叩いて渡る慎重な姿勢で」と伝えてきましたがそれが一瞬崩れてしまいました。これは監督である私も選手のことを言えません。また、追われる立場になり落ち着いてできなかった面もありました。油断大敵。気の緩み。わかっていてもコントロールできない幼さや付け焼刃が指導陣も含めあったのだろうと。ここをこの冬徹底して鍛えなおし、もう一度目標である関東大会出場に再挑戦して、春季大会を愉しい大会にする決意です。
 しかし、秋の大会での準決勝という舞台に立てて、テレビ放映までしてもらい、そういった舞台で野球ができたこと。それが選手たちの財産になると思います。また気持ち新たに一戦一戦力をつけていきます。

育英戦後その1

育英戦後その2


準決勝当日


準決勝終了後その1


その2